saisyouhu arms competiton
I=Dの改良
技族 イラスト置場
ながみゆきと
文族 設定文置場
ハロルド・ロット
コンセプト
フェイク2のコンセプト『高機動力を活かした圧倒的近接戦闘の実現』の更なる追及
『体当たりによる白兵距離戦闘の実現』
をコンセプトとする
無論オプション可。中距離、遠距離戦闘可。
直撃しなくても、翼がかするだけで敵を両断できる破壊力。
「必要な時必要なだけ加速すれば良いじゃないか」とは、フェイクトモエ2開発主任の言葉である。まったくそのとおり。常に速いといろいろ問題も起こる。
新素材「クロスハニカムカーボン」を装甲に使用。その強度はダイヤモンドに匹敵するうえ、炭素原子が絡み合っているため靭性の点ではダイヤモンドとは比較にならない。しかも、炭素原子の編み込み方を工夫して精製されているので、高価な機械で圧力をかけて精製する人工ダイアと比べるとだいぶ安価である。
機体の形状は鋭く刃物のようにできており、剣のように見えなくもない。
白兵距離での戦闘では高速回転して敵に突撃することで敵を貫通、撃破する。
基本は宇宙での戦闘を考えているが、大気圏内でも戦闘可能。3機編隊以上での運用が好ましい。
大気圏内で最大加速をすると凶悪なソニックブームを伴うため、敵の装甲にもよるが白兵距離下で敵機と交錯するだけで撃墜も可能。
コクピット部分は機体の回転と共に回転しないように設計されており、パイロットに回転によるGがかかることはない。残念なことに、急加速のGに対する緩和策にはなりえていないのだが。
通常速度はフェイク2とほぼ変化はないぐらいに抑えてあるが、最大加速時の速度はフェイク2を完全に上回る。これは、通常の速度をこれ以上高めるのは真の意味でのパイロット殺しになってしまうと判断されたからである。それは、新兵であろうと騎士であろうとACEであろうと、戦闘するだけで殺してしまう。この先の速度はマッドサイエンティストの領域であると判断されたのだ。
メインブースターは小型化と省エネを進めた結果、通常速度据え置き、最大速度向上、小型化で余った余剰スペースは銃火器の収納スペースに利用され、さらに燃料消費を抑えることに成功した。
新しく作った追加ブースターの最大の目玉は、最大戦速に入るまでにかかる時間が非常に短い。加速を始めて4秒で最大速度に達する。そのためGはさらにとんでもないものになっている。
銃器類については、実弾砲、レーザー砲の両方を実装。中距離、遠距離をカバーする。
実弾砲の開発コードを「ソードブレイカー」、レーザー砲の開発コードを「セレスティアルライン」と呼んでいる。
ソードブレイカーは役割も実物のソードブレイカーに近い。即ち、敵の攻撃能力を破壊するための速射砲である。その利点は命中精度にあり、砲から放たれた弾は敵の砲口に向かって飛びこむように射撃できる。両翼に1門ずつ、計2門装備。
セレスティアルラインは宇宙を二つに分ける線のようなレーザーを照射できるため、こう呼ばれている。威力は調節が可能で、対艦砲クラスからデブリ破壊用のレーザーの威力まで何でもござれである。ボディ下部に1門装備。
コンセプトが白兵戦なので、これらの銃器は白兵戦の邪魔にならないように機体内部に収納できるようになっており、白兵時は銃器を何も装備していないように見える。
問題点は、オプション装備状態での白兵戦行為はできないということだ。機体重量でスピードが上がらないのも理由だが、爆弾(ミサイル、追加燃料タンク)を積んだ状態で敵に体当たりなど、神風特攻以外の何物でもない。
オプションには多弾頭ミサイルを採用、2発まで装備可能、対地、対空両方に効果を発揮する。誘導性はそれほど高くはないが、点ではなく面で目標を撃破する仕様となっている。
追加燃料タンクは移動時、偵察行動時のみの使用を想定し、大型で正直戦闘には邪魔。
開発コードは『アロンダイト』。サー・ランスロットの名剣で、決して刃毀れしないという。
白兵攻撃に失敗すると刃毀れどころか爆散であるが、そこは気にしない。
物語的設定
俺こと、摂政ハロルドは時間に追われていた。コンペのための機体の設計が総仕上げの段階に入っている。
数日前は宇宙で天領軍とドンパチやらかしていた。帰還後すぐにこの作業に取り掛かっている。他のコンペもかけもちで。
猫士が2人しっぽをふりつつ近づいてきてるのが俺の視界に入っていた。今日はもう夜遅いから帰したはずだが…
「どうした2人とも。今日の仕事は終えてるだろ?」
「摂政、顔が青白いです」
「もともとだ。俺の体調は基本いつも悪い」
猫士のミツル君とタイガ君だ。
俺と彼らとのつきあいも長いものだ。緑のオーケストラのニアピン賞からか…
※緑オケのクイズでハロルドはニアピン賞として猫士をもらっている。以来、藩国設立当初から一緒である。
ミツル(以下ミ)「新素材の開発でしたね」
ハロルド(以下ハ)「うん、もっと硬く、固く、堅く、そして強く、をコンセプトにしたいんだ」
タイガ(以下タ)「進展具合はどれぐらいですかハロさん?」
ハ「いや、もうできてるよ、完成さ」
ハ「新素材『クロスハニカムカーボン』だ」
俺は図にした新素材を2人に見せた。
ハ「平面的に見るとこんな感じさ。炭素は硬度が変化する、ダイアから鉛筆の芯まで。だから、目をつけてみた」
タ「……」ミ「……」
ハ「この素材の特徴は六角形の炭素を二重三重に絡ませたことにあるんだ、だから強度はダイヤモンド並、靭性ではそれ以上になる」
また、絵にした交差図を2人に見せた。
タ「……」ミ「……」
2人はずっと無言だ。なんで?
ハ「これを使えば、装甲を活かした体当たりで敵を撃破できる……2人とも黙って、どうした?」
タ「いや……その…」
タイガ君が目を背けて俺の顔を見ようとしない。何がどうしたというんだ。
ミ「あの、摂政、言ってもいいですか?」
ハ「何をだ?」
ミ「怒らないで聞いてください」
ハ「だから、何をだ!」
ミ「摂政……絵、下手ですよね…」
俺、固まる。
ハ「わかってるわ、んなこと! 余計なお世話じゃ!! お前ら帰れもう!!」
タ「ああ怒らないでくださいハロさん」
ミ「この世には方眼図という便利なものがありましてですね」
ハ「うっさい帰れ! これが俺の精一杯じゃ!! うわーん!(泣」
こうして夜は更けていった……
新素材の完成を持って改良機は完成した。少なくとも装甲と白兵能力には保証書を書いてもいい出来である。
大型I=D
技族 イラスト置場
文族 設定文置場
独自I=Dの設計
技族 イラスト置場
ながみゆきと
コードネーム「アスラ」。
コンセプトはカミキリムシ。
四本の腕を自在に動かし、魔法陣を組んだり独自兵器用の長弓を扱ったり。
詠唱戦が出来ますが。
魔法的な長距離攻撃もできます。
文族 設定文置場
ハロルド・ロット
コンセプト
目指せ フォウ・オーマ
その姿はまさしく重装歩兵のよう。
この人騎兵はヘビーナイトの系列を組むもので、防御力を重視した重人騎兵である。
名を『ブレイブ・ロード』、勇猛卿と称する。
武装にはハルバードとブロードソードを採用、両腕部外側にそれぞれひとつの盾を装備している。
ひじとひざの関節部は存在せず、理力と磁力によって常に腕、脚は浮いているため武装の取り回しが非常に容易になっている。
脚部も重装甲で移動速度はそれほど速くはないが、数分ならば高速戦闘が可能であり、敵陣に突入する際は最高速度で突っ込むのが望ましい。
運用方法として、開発陣で陣形を考えた結果、ファランクス、二列横隊、レギオンの3つが運用可能であると結論づけられた。
ファランクス、二列横隊、レギオンは白兵、近距離、中距離で戦闘可能な部隊に最適であり、その戦力を十二分には発揮できる。
前面の部隊が盾をつがえハルバードを持って、後ろの部隊が中距離攻撃を行うことで、作戦はシンプル極まるながら絶大な攻撃力をたたきだす。
飛び道具は何も装備していないが、それに代わる戦闘法がブレイブ・ロードには存在する。
ブロードソードを片手に持ち、もう片方の手で照準を合わせ、剣を持った手を目標に向けて射出することで敵を攻撃する。射出された腕は時速200キロ以上で敵を貫通していき、限界距離(遠距離)に到達すると自動で戻ってくる。この際、戻ってくるのに 少々の時間がかかるのが難点なので中距離くらいで使用するのが望ましい。
人騎兵サイズの矢を何本も作って使い捨てるよりかは省エネになる気がしたのだ。
ハルバードは刃をバルディッシュに近くし、さらに大きくして破壊力を増大。重力に乗せた攻撃を繰り出せば、敵をまさしく一刀両断にできる。
ブロードソードは腰に2本装着され、ハルバードが破壊された場合や敵のサイズが小さくポールウェポンでは狙いづらい距離で戦わざるを得ない場合に使用される。
ブレイブ・ロードの基本として分散して行動することが少なく、緊密な密集陣形をとることが多いことから刀身が長い剣は使いづらいと判断されたため、全長の半分以下の刀身のブロードソードが採用された。
コンセプトからわかる通り、ブレイブ・ロードは黒オーマの力を再現することを目標として設計されている。
緊密な迫る壁と化すことで防御力、攻撃力をともに高め、敵を粉砕する。
乗員はパイロットとして戦士、剣士、騎士のどれか1名が望ましい。レムーリアでの運用を考えると、パイロット系の職業は動けない公算が高いためである。
操縦システムは、パイロットと動きを同調する形となっており、モーションキャプチャーで機体が動くと考えていただきたい。
そのため機体との同調が最大の特徴であり、欠点にもなり得る。慣れないと必要のない動きまでトレースしてしまうのだ。
機体との同調は根源力の大小によって鋭くも鈍くもなり、同調率が高ければ動きはより人間的になるが操縦は難しくなり、低ければ動きは機械的になるが操縦は簡単になる。一概に根源力の高いものがうまく操縦できるものではない。
そのためこの機体の搭乗者に求められるものは、いわば直接的に敵を殺せる戦闘能力。この機体にできることは生身でできることの延長線上でしかない。よって搭乗者が生身でできぬことはこの機体にはできないのだ。