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人型戦車・上田虎雄号の開発(ながみ村版)

I=D

イベントのアイドレス 人型戦車・上田虎雄号の開発

一般性能要求(要点)

人型戦車”光焔号”を改造してより実用的にしたもの。
菅原が命名した。ドリルは装備しておらず、92mmを副砲として両手装備する。重突破戦車

上田虎雄号

イラスト


(OSgifアニメ:ながみゆきと
 

(イラスト:メカ師オンドゥル
 

設定

 
 ※このページでいう「旧ながみ藩国」は、現在では合併して無名騎士藩国ながみ村となっている領土の事を指す。
 ※このSSで言う藩王は、現在ながみ村村長である、元ながみ藩国藩王ながみゆきとの事を指す。

 
/*/
 
虎雄号が万物の命を守ろうとする人のための剣になればいいな。
 
−乃恵留のドキ☆ドキノートに記述されていた文言−
 
 
 始まりは何だったのだろうか。唐突に、極めて唐突にそのノートは旧ながみ藩国王宮に持ち込まれた。
発見場所不明。発見者不明。
 わかることはひとつだけ、菅原乃恵留が書いたものだということ。
 非常に女の子っぽい文字で「菅原乃恵留」と名前が書かれていたのだった。
 中を読んでみると、これまた非常に女の子っぽいことが書かれていて、やれ愛梨沙がどうだの、やれ谷口と石田がどうだの、トラとどうだのといったことが赤裸々に書かれていたが、菅原乃恵留当人のプライバシーを尊重してここには記述しないことにする。
 そのノートのうしろのほうのページに、今までのおちゃらけムードが吹き飛ぶようなことが書いてあった。
 光焔号の改造計画である。
 読んでみると、光焔号の写真とともに光焔号の問題点、長所について事細かに記載してあった。
 そのノートの全文を一部訂正して記述する。
 
 光焔号の問題点について
 設計思想にそもそも問題があるのよね。光焔号って突撃機でしょ?こんな重武装で、重装甲でそんなことできるわけがないじゃない! 
 小回りがきかない、鈍重な足、接近戦なんてできない。誰よこの機体の設計思想考えたのは。バカじゃないの?
 近接戦闘をすることはこの機体には不可能。だったら、せっかくの重武装を活かさない手はないわ。敵と一定の距離を保ち、砲撃と射撃で敵を撃つ。移動は最小限度になるから整備性の劣悪さも少しは改善されるでしょ。センサーとかも強化できればな〜。遠くからでも敵を補足できて、狙いをつけれればなあ。そんな都合よくいかないかな〜。
 あ、大事なこと忘れてた。脚部ユニットの強化。これしないとだめよね。砲撃するんだもん。いちいち後ずさったりしたらヤダもん。整備以前の問題で、戦闘中に限界が来られるとどうしようもないしね。ホバーのパワーアップもしないと! 接近戦しなくても、移動は必ずするんだし。
 あと、装備の取捨選択もしないとね。
 リテルゴルロケット? いらない。自分から接近戦する必要ないもん。
 ドリル? いらない。っていうか〜、なんでこんなの装備してるの? 誰のシュミなの?
 120ミリ砲。 いる。こんなもの使う人型戦車なんてこいつくらいでしょ。実際威力はものすごいし。
 あとは、90ミリ以上のライフルが欲しいな。両手持ちなんてどうよ?今度トラに聞いてみよう。
 あとね、   略。
(このあとはありていに言うと、絶対実現不可能なほどの強力な武装を考案している。考案というより彼女の希望に近いので省略する。)
 
 名前はどうするかな。
 
 よし、『上田虎雄号』だ! トラにこのネーミングの感想を聞いてやろう。
 
 トラのバカ。(※何があったかは不明。これしか書いてない。)
 
 虎雄号が万物の命を守ろうとする人のための剣になればいいな。トラは使えるかな。使えるようになるよね、きっと。
 万物っておおげさかな。 子供を守れればいいかな?
 
 
 以上である。
 このノートをもとに、元藩王ながみゆきとはメカ師オンドゥルに設計と開発を依頼した。
 彼がまず考えたのは、攻撃力と防御力と移動能力の向上だった。欲張っているように聞こえるかもしれないが、人型戦車をI=Dにするのだ。それぐらいはできる。
 攻撃力のことは、120ミリの弾丸を改良し、シンプルかつ強力な徹甲弾タイプと敵に当たって拡散するように炸裂するタイプが作られた。前者は装甲の厚い敵に効果を発揮し、後者は小型の目標を大量に攻撃するのに効果を発揮した。
 ライフルに関しては92ミリライフルを2対の腕の両手に装備し、一機で弾幕をはることを可能にし、時間差をかけてうつことによりリロードタイムの隙を埋め、敵を寄せ付けなかった。
 防御力に関しては、光焔号の基本装甲に外部装甲を取り付け、堅牢な鋼の城と化した。
 移動能力は、脚部ユニットを同時開発されていた新婚号の脚部ユニットの技術を流用した結果として光焔号の数倍の強度を実現した。このことから、致命的に悪かった故障率と整備性も光焔号と比べて、だが改善された。ホバー機能は、ホバーユニットを大きくし、ユニットを足一本に3基セットし、短時間なら重量と比べて考えるとなかなかの速度を出すことに成功した。そのかわりに脚部は肥大化したが、そもそもの重武装を支えることを考えると太い方が良いのだ。足の先には爪状のスパイクを装備し、射撃、砲撃時に機体を支えた。
巨大な後ろのほうの腕はライフルを持つ関係で爪のような手ではなく、普通の手に換装された。
 虎雄号は射撃を戦闘方法としているため、敵を感知するにも、敵に正確に狙いをつけるにもセンサーが必要であり、センサー類が肥大化され、多く装備されたのは必然と言えよう。頭部はセンサー類が集中している関係で大きくなっている。と言っても虎雄号が大きいのでそれほど気にならない。股間部の突起物は対地センサーとサブセンサーの集合体である。断っておくが、このセンサーが卑猥なのではない。これを卑猥だと考える人の頭の中が卑猥なのだ。胸部にふたつのサブセンサーを装備し、増加肩アーマーにもサブセンサーを装備している。この多量のセンサーが虎雄号の射撃を支え、敵を遠方から感知する。
 その多量のセンサーを全て完全稼動させるには既存のCPUだけでは不可能だった。だから、旧ながみ藩国は最近開発された新型のAIを搭載することにした。別に伏見藩のDAIANに影響されたわけではない。DAIANの活躍のおかげで開発チームのテンションが上がり、完成が早まったのは事実だが、AIの開発自体はつがるおとめを開発したときからされていた。つがるおとめのWSO等を任せるためにである。もっとも、つがるおとめには搭載できなかったが。その開発が実を結んだのだ。
 AIの名は『Noelle』である。虎雄号開発にあたり、その設計思想を我々に与えてくれた菅原乃恵留に感謝の意をこめて命名された。最初のスペルは『Noell』だったが、改めて調べると、Noellだと男性の名前になってしまうことがわかり、訂正された。男じゃダメなのか? その答えはイエスである。
 『Noelle』を起動するときにはこう問われる。この問いには人の肉声でのみ、返答が許される。
 「Will You protect children?」
 「Will You fight to protect children’s smiles?」
 「Will You struggle with enemys of children?」
 全ての答えはイエスである。
 なお、AIによるサポートは全て英語で行われるが、英語がわからない人のために日本語、フランス語、イタリア語での通訳も可能であるため、心配はない。
 
 突撃機としての機能をすっぱりと切り捨て、砲撃、射撃の能力を高めた。その結果、人型戦車としてのアイデンティティのひとつである「人のように移動しながら攻撃できる」こと を完全に捨て去った。しかし、尋常ではない破壊力を手に入れた。
 I=D上田虎雄号はここに完成したのである。
 
 これは余談だが、鍋の国から早速虎雄号を一機購入するとの打診があった。テンダーブルーを乗せるとか言っていた。それを受けて、ながみ藩では、鍋の国に譲る機体にみんなで念をかけていた。
「ACEになれー。ACEになれー。」
「トラオが乗るときだけでいいからACEになれー。」
 成就するかなぁ、この念。難しいかな。
 
(設定文:ハロルド・ロット&比嘉劉輝

評価

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運
13 13 13 1 10 9 10 7 13

 
戦闘時 白兵 近距離 中距離 遠距離
- 17 15 12 17 遠距離時、燃料-4
 

特殊

*上田虎雄号の乗り物カテゴリ = 人型戦車,戦車として扱う。
*上田虎雄号は戦車として扱う。
*上田虎雄号は白兵戦、近距離戦闘、中距離戦闘行為ができ、この時、これら攻撃判定は評価+4される。
*上田虎雄号は遠距離戦闘行為ができ、この時、遠距離戦闘の攻撃判定は評価+7される。燃料を4万t消費する。
*戦闘時に1機につき食料8万tを使用する。
*戦闘時に1機につき資源4万tを使用する。
*パイロットとして上田虎雄1名を必要とする。
*上田虎雄号の人機数=15人機として扱う。
*アタックランク10として数える。
*上田虎雄号は移動に伴うアタックランクの消費を常に1にすることが出来る。

次のアイドレス

・上田虎雄(後期)(ACE)・菅原乃恵留(ACE)

継承元

小太刀右京他

L:

L:上田虎雄号={
 t:名称=上田虎雄号(乗り物)
一般性能要求
人型戦車”光焔号”を改造してより実用的にしたもの。
菅原が命名した。ドリルは装備しておらず、92mmを副砲として両手装備する。重突破戦車。
 t:評価=体格13,筋力13,耐久力13,外見1,敏捷10,器用9,感覚10,知識7,幸運13
 t:特殊={
  *上田虎雄号の乗り物カテゴリ = 人型戦車,戦車として扱う。
  *上田虎雄号は戦車として扱う。
  *上田虎雄号は白兵戦、近距離戦闘、中距離戦闘行為ができ、この時、これら攻撃判定は評価+4される。
  *上田虎雄号は遠距離戦闘行為ができ、この時、遠距離戦闘の攻撃判定は評価+7される。燃料を4万t消費する。
  *戦闘時に1機につき食料8万tを使用する。
  *戦闘時に1機につき資源4万tを使用する。
  *パイロットとして上田虎雄1名を必要とする。
  *上田虎雄号の人機数=15人機として扱う。
  *アタックランク10として数える。
  *上田虎雄号は移動に伴うアタックランクの消費を常に1にすることが出来る。
 }
→次のアイドレス:・上田虎雄(後期)(ACE)・菅原乃恵留(ACE)
}